今や結婚したカップルの4組に１組が離婚するといわれている時代です。したがって、離婚は結婚されている方々にとっては、他人事とは言えない問題でありましょう。

　縁あってご結婚されたわけですから、「おまえ百までわしゃ九十九まで」添い遂げられるに越したことはないでしょう。当職としても本音を言えば「離婚弁護士」となるのは、あまりうれしいものではありません。

　しかし、やはり自分の人生、無理をしてまで「結婚」という制度の枠にしがみつくことが、必ずしも幸せな結果を生むとは限りません。

　離婚したいと思われる原因はさまざまでしょう。配偶者の浮気、暴力、家庭放棄など、相手方に明らかに非があるものから、価値観が合わない、親族とそりが合わない,いびきがうるさい等、法律的に見て「微妙・・？」な理由を挙げる方もいらっしゃいます。

　私個人としては、いかなる理由であれ、婚姻は男女間の信頼関係に基づくものである以上、信頼関係が維持できないのであれば十分に「離婚原因」に値すると考えます。

　そこで、離婚を考えていらっしゃる皆様の少しでもお手伝いができればと考えておりますので、下記文章を参考に、今一度ご自身の考えを整理していただけたらと思います。

　まず、あなたが「離婚をしたい」と考える理由は何でしょうか。

　離婚を考えるにあたり、まずそれを明確にしておく必要があります。

　紙に具体的に理由、出来事などを箇条書きでも結構ですから書いてみるといいでしょう。

・浮気された

・暴力をふるわれている

・生活費を入れてくれない

・母親の干渉がひどい

・趣味が合わない

なんでも結構です。

まずは頭の中を整理することから始めましょう。

整理が終わったら、「離婚」に向けた最低限の知識を学びましょう。

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